重複コンテンツ対策の基本とcanonical設定のベストプラクティス

重複コンテンツとは?
- URL違いで同一内容が存在するケース
- 動的パラメータによるページ分裂
- 印刷用・テスト用などの複製ページ
1. URL違いで同一内容が存在するケース
たとえば「https://example.com/page」と「https://www.example.com/page」のように、URLが違うだけで中身が同じページが存在すると、Googleはどれを正規と判断するか迷ってしまいます。

wwwありなし・httpとhttpsの混在は要注意だよ!
2. 動的パラメータによるページ分裂
ECサイトや絞り込み検索などでは、URLの末尾に?ref=abc などのパラメータが付くことで、内容が同じでも異なるURLが生成されやすくなります。
3. 印刷用・テスト用などの複製ページ
印刷用のレイアウトだけ違うページや、同一内容をテスト用に複製したURLも、Googleからは「重複」と見なされることがあります。
canonicalタグとは?
- Googleに「正規ページ」を伝えるHTMLタグ
- headタグ内に記述しURLを指定
- 評価を1つのURLに集中させられる
1. Googleに「正規ページ」を伝えるHTMLタグ
同じ内容のページが複数あると、評価が分散してしまうリスクがあります。そこでcanonicalタグで「このページが本物だよ」とGoogleに伝えることができます。
2. headタグ内に記述しURLを指定
記述例は以下の通り:
<link rel="canonical" href="https://example.com/original-page/">
3. 評価を1つのURLに集中させられる
これにより、複製ページの評価が正規URLに集約され、検索順位の分散を防ぐことができます。

同じ内容ならcanonicalで「評価一本化」しちゃおう!
canonicalタグを使うときの注意点
- URLの統一ルールを決める
- 他ページを誤って指定しない
- 301リダイレクトとの併用には注意
1. URLの統一ルールを決める
http/https、wwwありなし、末尾のスラッシュ有無など、全ページで統一しておきましょう。
2. 他ページを誤って指定しない
別内容のページをcanonical先にしてしまうと、正規ページの評価が失われる可能性も。
3. 301リダイレクトとの併用には注意
canonicalとリダイレクト先が違うと、Googleが混乱して評価が分散されることがあります。
その他の重複対策
- robots.txtでクロールブロック
- Search Consoleでパラメータ制御
- noindexメタタグでインデックス除外
WordPressでのcanonical設定方法
以下のSEO系プラグインを使えば、自動でcanonicalが出力されます。
- Yoast SEO
- All in One SEO Pack
- Rank Math
まとめ
重複コンテンツはSEO効果を落とす要因のひとつ。canonicalタグで正規ページを明示し、Googleの評価を1つのURLに集めることが重要です。加えて、URL設計やクロール制御、noindexタグの活用なども併せて行うとより効果的です。

小さな工夫でもSEOでは大きな差につながるよ!