canonical・noindexタグの使い方と注意点【2025年SEO完全対策】

canonicalタグとnoindexタグとは?
SEOにおいて、重複コンテンツや低品質ページの扱いは検索順位に直結する重要なテーマです。
そんなとき活用されるのが「canonicalタグ」と「noindexタグ」。
正しく使えばサイト評価の最適化ができるけど、誤用するとインデックスされなくなるリスクもあるから要注意。

canonicalタグとは?
canonicalタグは、複数の類似コンテンツが存在する場合に「本来評価されるべき正規のURL」を検索エンジンに伝えるためのタグです。
例えば、同じ内容でURLが異なるページがある場合、それを統一的に扱ってもらうために使います。
canonicalタグの基本構文
<link rel="canonical" href="https://example.com/target-page/" />
よくある使用例
- 商品一覧ページの並び替えバリエーション
- パラメータ付きURL(例:?sort=price)
- CMSの都合で生成される重複ページ

canonicalタグの注意点
- 指定先URLは正しくインデックス可能なページであること
- rel=”canonical” はhead内に記述すること
- 自己参照(canonical先=自分自身)も明示的に入れると安全
特にWordPressなどのCMSでは、自動生成されたURLが増えやすいので、canonicalタグの設定でクローラビリティを最適化するのが有効です。
noindexタグとは?
noindexタグは、検索エンジンに「このページはインデックスしないでね」と伝えるためのタグです。
不要なページや重複コンテンツ、プライバシーのある内容などをインデックスさせたくない場合に使います。
noindexタグの基本構文
<meta name="robots" content="noindex, follow" />
「noindex, follow」とすることで、インデックスはされないけど、ページ内リンクは辿ってもらえる設計になるよ。
使うべきタイミング
- 問い合わせ完了ページやログインページ
- コピーコンテンツ(例:印刷用ページ)
- 検索エンジンに評価させたくない記事や低品質なアーカイブ

canonicalとnoindexの違いと使い分け
項目 | canonical | noindex |
---|---|---|
目的 | 評価をまとめる | インデックスさせない |
検索結果表示 | 表示される(指定先) | 非表示 |
クローラビリティ | そのままクロール可 | リンクをたどれる(follow) |

Search Consoleでの確認方法
canonicalやnoindexの設定は、Search Consoleで確認・検出されるようになっています。
クロール済み – インデックス未登録の原因がnoindexだった、というケースもよくあるので定期チェックがおすすめ。
やってはいけない使い方
- noindexタグを本来インデックスしたいページに設定
- canonical先が存在しない、404ページ
- canonicalとnoindexを同時に使って相互矛盾
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まとめ
canonicalタグは「評価を集中させたいとき」、noindexタグは「検索に出したくないとき」に使うのが基本。
それぞれの用途や効果を理解して正しく使えば、SEO評価を下げることなくコンテンツ管理ができます。
ただし誤った使い方をすれば逆効果になる可能性もあるため、Search Consoleでの定期確認も忘れずに。
